2年ぶりの開催となる叶谷真一郎展、4月20日より

2019.04.15|叶谷真一郎, 展示会

4月20日からゴールデンウィークの終わり5月6日まで「叶谷真一郎 展」を開催いたします。実にちょうど2年ぶりの開催となります。
先月、叶谷さんの工房へ伺ってお話しをしてきました。そこには個展用に制作されているものが一部あり拝見したのですが、それはもうーーーひと目で気に入り、今すぐ実際に使ってみたいと思ったのですがそこはグッと我慢(>‗<) ひとしきり打合せも終え、せっかくここまで来たのだから寄り道して帰ることに。 叶谷さんの工房は有馬温泉が近い。ひとっ風呂浴びて帰ろうということで教えていただいたお湯に浸って岐路についたのでした。

「叶谷真一郎 展」
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会期:平成31年4月20日(土) ~ 令和元年5月6日(月)  
※4月23日(火)は定休日、4月25日~4月27日(木~土)は臨時休業いたします。また4月30日は火曜日ですが営業いたします。
営業時間:11時~19時
作家在廊日:4月20日(土)
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ご案内の葉書をお送りしました皆さまへ。
会期終了が5月6日(日)となっておりますが、正しくは5月6日(月・祝)となります。ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ここから今展に向けていただいた叶谷さんの器作りに対する思いです。

“ 器を作り続けて思うこと。
この10年、様々な形で器を作る人も出てきました。SNSの影響もあってかお客様の器に対する熱量を肌で感じています。
人がどういう器を作ろうと、僕の中での信念は10年前とずっと変わらないと思いました。
「鑑賞するのに美しい器ではなく、料理を花を引き立てることのできる器」を作るということ。
作家は見えなくていいと思っています。それだけです、こだわりなんていうものは ”

実に叶谷さんらしいお考えだなと。それが如実に作品として現れていると思うし、事実叶谷さんの器は本当に使いやすい。何かを選んだり問うたりしないし派手さはないが、実直で親切な器だなと思う。
腕に縒りをかけたご馳走はもちろんだが、日々生きるなかであたり前に溶け込んでいくものの良さは、伝え手というところだけに留まっていては到底その良さを伝えることは出来ないと思うし、叶谷さんの器はそんな器だ。

ゴールデンウィークをどっしり跨いでの開催です。そして元号跨ぎとなる今展。京都へお越しの際はぜひお立ち寄りいただけましたら嬉しく思います。
使うことで活き活きとする作品の数々を、この機にぜひご覧になってください。